ローマの散歩 2007

ローマ料理

ローマ料理は、特にコレ、といったものは少ないようです。
もちろん、スパゲッティ・カルボナーラや、アマトリチャーナ、ピッツア・カプリチョーザなどがローマ料理と言えなくもないですが…。やはり都市なので、いろいろ集まっているというのが印象です。
シチリアのトマトとナス、とか、ベネツィアの魚介類、とか、トスカーナの肉、という強さに比べたら、ローマ料理はちょっと弱めです。

でも、一応ローマ料理と呼ばれるものは押さえてきました。
カルボナーラやカプリチョーザは「店」発祥、アマトリチャーナはローマのご近所の街の名前なので、やはり厳密にはローマ料理とは言いにくいかなぁ…。ぶつぶつ。

1)CARLO(トラステヴェレのトラットリア)

ツーリストメニューと呼ばれる、旅行者用定食でしたが…
12ユーロでけっこう食べ応えがありました。
 ・プリモピアット:ラザニア(3種類から選べる)
 ・セコンドピアット:チキン(3種類から選べる)
 ・ドルチェ、カフェ、水付き

麻呂の手の中のパンに夢中のアキラくん、こっち向いて〜。

2)IVO(トラステヴェレのピッツェリア兼リストランテ)

ここは、とてもおいしくて、何度行ってもいいと思えた店でした。
(ピザ・カプリチョーザ、スパゲッティ・アマトリチャーナ、子羊のグリル、タルトゥーフォ、エスプレッソ)

3)ホテルのレストラン

一度はホテルで食べようと、奮発しました。高かったけど、当然ながらおいしかった。
(野菜のスープ(煮込み)、カルボナーラ、サルティンボッカ、ビーフステーキ)

4)Bella Roma(テルミニ駅近くの日本語メニューがあるレストラン)

日本語メニューがある時点で期待できなかったんだけど…駅の近くで済ませたかったので、仕方なく入った店でしたが…料理はまずまずでした。
従業員が仕事をしてないので、今から思えば笑える店です。アキラを拉致しようとしたり、恥ずかしがるヒトミを根気よく笑わせようといつまでもおちょくったり。でも注文はなかなか取りに来ないし、メニューを見せてくれと言っても2回お願いしないとダメだったり、「トリッパ(牛肉の内臓料理)はないのか」とイタリア語で聞いてるのに、わからないと言ったり…。おまえら、子供にちょっかい出す暇があったら、仕事しろ〜と言いたいお店でした。
でも、後から思えば、やっぱり面白い店なのであった。

5)OBIKA(ローマ市内のモッツアレラバー)

ここは最近できた、ローマのホットスポットです。
水牛の乳で作ったチーズを、モッツアレラチーズと言いますが、それを専門に扱うバー兼レストランです。
イタリアの各地から取り寄せたモッツアレラチーズを、食べ比べたり、その日のチーズを使ったパスタなども食べられます。
モッツアレラチーズは、もともとあっさりとした味なのですが、その中でも、微妙にミルクっぽさがあったり、酸味が利いていたり、スモークされていたりと、面白いお店でした。

とても現代的でおしゃれな外観で、ちょっと子連れで入れるかな?という感じだったのですが、入ってみると店員さんもフレンドリーで良かったです。ただ、英語メニューがないので、イタリア語の筆記体メニューを解読するのは大変でした。しかも産地によってチーズ名が変わったりしているので、何が何だか…って感じでしたが、適当に頼んでもおいしかったです。

6)タボラカルダ(温かい総菜を売る店の総称)

冷たいモノも売っていますけどね。切り売りピザを買うと、温めてくれます。鳥の丸焼きとか、前菜、サラダ、自分でオリジナルで作るサンドイッチ(パニーノ)とかも売っています。
イタリアの夜のレストラン開業は、20時を過ぎることも多いのですが、子供が小さいため、それぐらいにはホテルに戻っていたいので、夜はタボラカルダで済ませることも多かったです。
ワインも安いし、デザートもスーパーで買っておいたし、ジェラート屋さんは真冬でも至る所で営業してるし、何の問題もなかったです。