ローマの散歩 2007

ローマの街歩き

今回の旅行は、本当に特別な目的のない旅だったので、お散歩ばっかりしておりました。
だから、気に入った店があれば、立ち止まり、気になる通りがあればふらふらっと入り…。
でもイタリアの街は、みんな通りに全て名前が書いてあるので大丈夫です。日本のガイドブックとかには、全ての通りの名前の載った地図は少ないけど、現地でホテルに言えば、たぶんもらえます。私たちももらって、あちこち散策しました。
迷ったら、通りの名前でチェックです。番地も書いているので、お店探しも住所さえわかっていれば大丈夫。

ブランド通りの一筋裏の道では、石工さんのお店が並んでいたり、電化製品屋さんが並んでいたり、ひっそりと木製家具の修理屋さんが営業していたり…と、裏道はとても楽しい散歩道です。夜はオススメできませんが、昼の明るい間なら、冒険してあちこち歩いてみてください。イタリアの首府とは思えない、のんびりした空気が流れています。

そして、中央を少し離れるだけで、物価がかなり変わります。
観光地の水500mlが2ユーロでしたが、少し離れるだけで、1.5リットルが0.5ユーロだったりしました。

(photo 左)セラミック工房内 フルーツみたいですが、これもセラミックで出来ています。

また、ローマは当然ながら、観光地の顔も、たっぷり持っています。
5-6年前までは、温かいお総菜を売る「タボラカルダ(温かいテーブルという意味)」も少なかったし、バールでは英語で返事が返ってくることも少なかったのですが、今回は以前よりもずっと英語が通じる範囲が広がっている気がしました。スーパーが増え、観光客としては過ごしやすくなったけど、ちょっと寂しい気がしました。

でもスーパーに置いているものと、専門店に置いているものは、特に服や布類は、確実に別の商品です。プラスチック製のおもちゃなどは同じものも見かけましたが、服やインテリアファブリックは、全てスーパーはスーパー独自の商品のようでした(一般に、質は専門店の方が良い)。
そして、価格的には、それほど安くはありません。(ちょうどユーロが弱い時期だったので、そう感じたのかもしれませんが…)

それでもスーパーは楽しいものです。私たちも何度か入りました。
お土産用のパスタなどはスーパーには少ないですが、いろいろな商品を一度に見れられるし、ハムやチーズの価格調査にはもってこいです。

(photo 左)お世話になった「di per di」というスーパー。
(下)チーズと、お米のパスタ。

市場も、昼過ぎまでやっているので、いくつか見ました。
ハーブの量り売りや、独自ブレンドで売っているお店があり、面白かったです。
野菜や花、お肉のお店まで屋台で出ていて、活気がありました。

(photos)カンポ・デ・フィオーリ広場の市

ユーロになって、便利になったのか、1ユーロショップも見かけました。
日本で言う100円ショップみたいなものですね。
中を見られなかったのですが、イタリアの感覚で言うと、1ユーロはけっこういろいろ買えるので、なかなかいい物があったかもしれません。
だっておいしいパンが一つ0.5ユーロだったり、手作りクッキーが3個で1ユーロぐらいだったから…。

(photo 右)量り売りのクッキー。おいしかった☆

(photo 左)公衆電話 透明だよ。(photo 右)ジェラート屋さんの店先。見せるためのデコレーションです。

(photo 左)カルチョーフィ イタリアに春を伝える花(煮て食べる)(photo 右)色とりどりの果物

(photo 左)屋台 パニーニがおいしいよ(photo 右)路面電車

トラステヴェレ

ローマの街を縦断しているテヴェレ川という川の西側が、トラステヴェレと言って、ローマの下町です。昔は、この下町から一度も川を渡って市街に出ないことを誇りにしている住民も多かったそうです。

今ではバスも通り、かなり旅行者も増えてきましたが、夜はやはり、道を一筋間違うと暗く危なげな香りがします。

トラステヴェレ教会を中心として、飲食店やショップがあります。でも昼間は静かな住宅地という印象がまだ残っています。また、道も狭くて細いため、車の通りがそれほどないので、静かなのかもしれません。