ローマの散歩 2007

子連れ旅の参考に〜飛行機

飛行機はJALで行ったので、全座席に個人用テレビ画面があり、ディズニーチャンネルもあるので、ヒトミにはそれを見せて、時間を過ごしました。
それでも12時間あるので、新しい幼児雑誌と、旅行用お絵かきセットは必携です。もちろんミニセロハンテープを持参したので、おまけも小さいモノなら作ってあげられます。
あとは子供好きなフライトアテンダントさんが、オモチャを持ってきたりお食事を持ってきたりするたびに話しかけたりして、何とかぐずぐずせずに行けました。
思うに、夜の眠りがある分だけ、ハワイの帰りの7時間よりも楽でした。

0歳児のアキラは、寝入ったらバシネット(ベビーベッド)に寝かせ、私も楽をさせてもらいました。ただ、10ヶ月の子に、この食事は…という機内食だったのが残念です。これならハワイ便みたいに、ビンのベビーフードをくれる方が良かったかも…という「幼児食」でした。

ローマ(ヨーロッパ)の街

基本的に、欧米の方は、ベビー連れに優しいです。乗り継ぎだったロンドンでも、100%の確率で席を譲ってもらえました。
ローマでは、同じ観光客が多かったせいか、80%ぐらいに減りましたけど…。でも地元の人は優しかったです。

また、ローマの街は、車椅子用に、ほぼ全ての歩道にスロープがついています。だからベビーカーもスロープで行けます。ただ、何しろ石畳の街なので、ベビーカーは軟弱な車のものだと、がたがたして、押す方も苦労します。やはりがっしりした大きな太いタイヤが必要です。

授乳室には困りました。街中には、ほぼありません。大きめのスーパーにもありませんでした。だから、私は公園や、観光地のベンチで、密かに授乳しました。イタリア人はどうしているんでしょうか? 全員ミルクってこともないでしょうに…。

おむつ交換台のあるトイレも少ないです。ただし、大きな観光地の近くには、たいてい公衆トイレが設置されており、そこにはおむつ台もあります。そういった公衆トイレには「番人」がいて、トイレの交通整理や衛生管理を行っています。そして0.5ユーロぐらいを置いていくのが、マナーとなっています。小銭がなければ無料で使わせてもらえますが、できればコイン一つを置いていく方がスマートです。

食事所では、たいていハイチェアがあるようです。空港のカフェでは、何と家にあるような「ハイローチェア(布の座布団付き)」が複数台あって、びっくりしました。

ミルク・離乳食・おむつ

これは、もし必要であれば、買うこともできます。
ミルクもありました。表示を見るのを忘れたので、使い方が日本と違うかどうかはわかりませんが、どうしてもって時には、使えそうです。ホテルで英語のわかるスタッフにでも通訳してもらえば、薄め方とか、そのまま飲むタイプとかわかると思います。

離乳食は日本と違って、それだけで一つのメニューになっているものは、見あたりませんでした。「リンゴ(3ヶ月〜)」とか「チーズ(5ヶ月〜)」とか「子羊肉(7ヶ月〜)」とかいう、単品は見かけましたが、日本みたいに「キノコリゾット」とかはありません。だから、柔らかくゆでたパスタに、離乳食を混ぜるとかいう使い方をしているのではないでしょうか?
何しろ、ママの味が一番!の国ですから…離乳食ぐらい作りましょうって感じなんでしょうね。
その代わり、パスタはいろいろあるようでした。実物は見ていないのですが、「1歳児用」の野菜を練り込んだ動物型パスタの裏に、各月齢に合わせた小さいパスタが幾種類も並んで広告されていました。

紙おむつも各種類ありました。 アメリカは60枚とか80枚入りしか売っていませんでしたが、さすがイタリア。25〜40枚入りが普通にありました。というか80枚入りは見つけられませんでした。布オムツが主流なのか、コンパクト主義なのかは不明ですが、旅行者には使いやすい枚数設定です。