ローマの散歩 2007

サンタンジェロ城

バチカンのお隣にある、五角形の敷地に建つ、丸いお城です。元は霊廟で、ここも、お城だったり、牢獄だったりと、その時代によって使われ方は変わったようです。

いつか行きたいと思いつつ、行っていなかったので、今回は特に目的もない旅なので、入ってみました。

1月1日は当然お休みなので、2日に行くと、これまたお休みでした。1日が日曜で祝日なので、代休で連休だったのでした。だから3日に行って、ようやく中に入れたのでした。
何があるか、なんて、まったく予習をしてなかった私たち。丸い坂道をぐるぐる登っていくと、先が細くなり、とうとう外に出てしまいました。

これで6.5ユーロか? と思ったら、一応いくつかのお部屋を公開し、武器や鎧、砲弾などが多く展示されていました。
何やらツボみたいなものも展示してありました。

ここにもメディチ家の紋章が。

でも一番の見所は、やはり見晴らしでした。一番上に鎮座する大天使ミカエルさんと共に、ローマを見下ろし、サンピエトロ寺院を眺め、のんびりするというのがサンタンジェロ城の過ごし方のような気がします。

トレビの泉

ここもあまりにも定番ですが、今回はヒトミにコインを投げさせようと思って、来てみました。

トレビの泉は、有名な割には大きな広場の一角ではなく、街中の小道の中にポツリとあるので、世界中から観光客が来るには、ちょっと手狭な感じです。
周りにはモノ売りもいっぱい集まるし、ミサンガを勝手に作る人なんかも来ます。噴水自体は巨大で、見応えがあります。

クリスマス休暇の季節なので、他の国からも小さいお子さんが来ており、みんな泉にコインを投げさせられていました。ヒトミも「肩越しに投げるんだよ」という説明を理解してくれ、後ろ向きで投げました。

スペイン広場

ここは、プレゼーピオを見に行きました。

後ろにあるオベリスクが工事中だったので、ちょっと景観的には残念だったのですが、一応上まで登ってみました。
この背後に、ローマの公園、ボルケーゼ公園があります。地下鉄のスパーニャ駅からもつながっていて、私たちは、その地下道を通って公園へ行きました。

下の舟の噴水の前では、冬の風物詩、栗売りが出ていました。
天津甘栗と違って、ただ単に栗を焼いただけのシンプルなものですが、大粒で香ばしくておいしかったです。観光客価格なので、ちょっと高いですけど、これも思い出価格と思って…。写真を撮ろうと思ったら、栗売りさんが、ヒトミを栗の袋の上に乗せて撮らせてくれました。おじさん、ありがと。

コロッセオ、フォロ・ロマーノ遺跡

コロッセオの入場料が11ユーロと高かったので、外側だけ見て、無料のフォロ・ロマーノへ行きました(ケチでスンマセン)。

夫婦二人とも、一度は中に入ったことがあったので、コロッセオはもういいや、ということになったのです。3歳児に見せて有意義なら入ったかもしれませんが…。「中で運動会やっていたんだよ」と解説しても、よくわかってなかったようなので。

フォロ・ロマーノは、無料なので、いつも時間が余ったら遊びに行きます。
巨大な遺跡が、ゴロゴロ倒れていて、草も生えているし、子供が騒いでも大丈夫だし。
この日も、いい散歩になりました。

ボルケーゼ公園

ローマの端にある、大きな公園です。中に美術館や馬場、神殿のある湖があります。

日曜日には市が立つのですが、今回は日曜日には行けませんでした。でも、石畳の街で、緑の公園に行けるのは、ちょっとした気分転換になります。
季節が冬だったので、寒かったのですが、土を踏んで歩き、落ちているドングリを拾ったり、日本では見慣れない雑草や花を眺めてお散歩をしました。

中央の大通りに出ると、観光用の馬車や、いろいろな形の自転車が貸し出されていて、子供たちや、家族連れ、若い人たちで賑わっていました。同じく、日曜日には大道芸人などが出て、もっと楽しい場所になるそうです。