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●軌道に乗るまで |
残念ながら、生後100日を過ぎても、やはり母乳のみにはなりませんでした。 勇気が出なかった一番の理由は、私の体質でした。育児の本には、よく「おっぱいが張ってくる」とか「射乳感覚(おっぱいが出るときに胸がちくちくする)」とかが載っていますが、私は今から考えると、どちらも現れない体質だったようです。そういう人もいる、とは書いていましたが、おっぱいが出る目安になるはずの、その感覚がないと、つまりは出てないんじゃないかと不安になります。だからいつまでもミルクを手放せなかったのです。 生後4ヶ月に入り、離乳食の準備に野菜スープや果汁を飲ませるようになると、私の気持ちにも余裕ができ、スープをあげた日はミルクをやらなくなりました。また、保健所の検診で体重を量ってもらったところ、少な目だけど問題はないと言われ、これも私に自信をくれました。 生後5ヶ月を迎える頃、ミルクは外出時、授乳室がなかったときの保険になりました。軌道に乗ったと言えるのは、ようやくこの時でした。 離乳食が始まると、ミルクを作るのが面倒になり、自然と必要なくなりました。外出先にも持って行かなくなり、ちょっと解放されたような気持ちです。 8ヶ月の今では全く使っていません。 |
●子供が生まれて病院を退院するまで ●家に帰ってから1週間 ●生後一ヶ月まで ●生後100日まで ●軌道に乗るまで ●今だからわかること |