台湾においしいものを食べに行く

朝食を探して

翌日、昨夜が遅かったので、ゆっくり集合しました。

私は早く目が覚めたので、昨日持って帰っていたキッズミールのチキンナゲットと、ウェルカムフルーツのドラゴンフルーツを食べました。ドラゴンフルーツは、意外と味がうすくて、しゃりしゃりしていない梨みたいでした。Sちゃんが沖縄で食べたのは、ちゃんと甘かったらしいので、ハズレだったんでしょうか?

9時頃にホテルを出て、Sちゃんの行きたがっている週末市の方へ南下することにしました。その途中で軽く台湾朝食を食べようと企んでいました。
が、店が開いてない。
後でわかったのですが、この辺りの朝は遅いようです。道路にしても、夜中はばんばん車が飛ばしているのに、朝はがらーんとしています。適当に店が見つかるだろうと思っていた私たちは、あまりにも店がないので、どんどん南下していきました。
10時を過ぎて、ようやくいくつか店先で麺を売る店も見えるようになってきましたが、その時間になると、私たちのお腹が空きすぎていました。

それで、もうちょっとがんばって歩くと「お粥街」があるとガイドブックに書いてあったので、そこへ行くことにしました。
お粥街に到着したのは、11時頃でした。
お粥街とはいうものの、数件のお粥屋さんが並んでいるだけで、「街」というほどの並びではありませんでした。しかも、ガイドブックに載っていた店は改装中で、違う店に入りました。

「可口美清粥小菜」というお店ですが、入り口に日本のガイドブックの記事が張ってありました。でもちゃんと台湾の人も入っていたので、疲れていた私たちはここに入りました。
システムは簡単で、おかずがずらーっと並んでいて、お店の人に指さすとお皿に盛ってくれます。日本語も多少通じて、おかずの内容を教えてくれました。だいたいおかずは一品50〜150元(200円〜600円)だそうです。おかずを一人につき一品頼むと、芋がゆが無料でついてきます。しかもお代わり可能です。

おかずも普通においしかったのですが、この芋がゆが、またおいしかった。お芋が日本のさつまいもみたいなのですが、もっと黄色が強くて、かぼちゃに近い甘さを持っていました。私たちはお代わりして、お腹いっぱい食べました。
一時はどうなるかと思った朝食ですが、いいブランチを取ることができて満足しました。

公園を通って週末市へ

週末市へは、また少し北上して西に行くのですが、近道を行こうと斜めに道を入りました。ちょっと迷いつつ、でも裏道に入ったようで、(いい意味で)小汚い庶民的な市場や、住宅地を通りました。市場には生きたニワトリのいる鳥肉屋や、見慣れない野菜や果物を見ることができました。

途中の新龍公園で、娘が遊びたがったので、地図の確認がてら、ちょっと休憩しました。ガイドブックにも載っていない小さい公園でしたが、ドラゴンのオブジェがいくつもあって、おもしろかったです。

うろうろしながら、台北で一番大きな公園「大安森林公園」を通って、週末限定の市場へ。高速道路の高架下に、民芸市、花市、玉市(翡翠や瑪瑙)が並んでいます。それぞれの市はけっこう大きく、三つで1キロぐらいに渡って開かれています。民芸市では、民芸品以外に小動物や乾物、漢方薬、お茶なども売られていました。ここでいろいろな梅(お酒に漬けたのや、お茶に漬けたの、その他いろんな味がある)を試食しました。烏龍茶に漬けた茶梅がおいしかったので、お土産に買いました。

花市は、日本の園芸市に似ていますが、南国らしい花や、サボテンだけのお店など、ちょっと変わっているところもあって面白かったです。ミリオンバンブーを専門で売っている店も何カ所かあって、どの店でもミリオンバンブーに赤いリボンを巻き付けて、クリスマスの飾りみたいにして売っていました。
ここでは、庭や鉢植えの飾りに使う虫や蝶のオブジェを売っている店で、娘の好きな「カタツムリとテントウムシ」のオブジェを買いました。

疲れたのでお茶屋へ

2時頃になったので、ブランチはお腹いっぱい食べたとはいえ、ちょっと小腹も空いてきました。で、Sちゃんの行きたがっていたお茶屋「奇古堂/不流茶叙」(茶芸館で喫茶もできる)に向かいました。が、ここでも、ガイドブックには「○時から」と書いてあったのに、時間が過ぎているのに開いていないという状況に当たりました。お店はビルの2階にあって、呼び出しベルを下で鳴らすように書いてあったのですが、鳴らしても人気が全くありません。仕方がないので、違うところでお茶をすることにしました。

福華大飯店(ホテル)に、Sちゃんの行きたかった茶芸館の支店(喫茶は無し)があったので、そのホテルのカフェで休憩しました。それから地下の茶芸館にも行きました。私はちゃんと中国式のお茶の入れ方を見たことがなかったので、そこで初めて、のぞき見をして、驚きました。おもちゃかレプリカだと思っていた小さい急須で入れて、小さいお茶碗で飲むんですね。知りませんでした(恥)

そこでSちゃんと分かれました。私は玉市に興味がなかったので、Sちゃんのお母さんと一緒に、ホテルに戻りながら、途中のスーパーに寄り道しました。
スーパーは庶民の市場と言うよりは、輸入品もあるちょっと高級スーパーだったのですが、それでも日本と違うものがたくさんあって面白かったです。何より試食が多く、あちこちでいろんなものを食べました。4色餃子もおいしかったし、各種チャーシューもおいしかった。フルーツは梨で日本と一緒でしたが、豆腐関連は、日本にない黒い汁に浸かった豆腐などがあって、試食がないのが残念でした。

スーパーの上のスターバックスには、たぶん中国限定でしょうが「月餅」がありました。
全体は洋菓子っぽくて、中に柚子やブドウの餡のようなものが入っていました。

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