台湾においしいものを食べに行く

解散

9時半に解散し、Sちゃん親子は故宮博物館に、私たちは特に観光計画は立ててなかったのですが、時間もあるので「中正紀念堂」に向かいました。朝のトーストが重すぎて、お昼はゆっくりでいいかと思ったので、まず台北駅に行って、付近のお店でお土産探しをしました。
MRTという自動運転の新交通電車に乗って、台北駅に向かいます。

台北駅付近は、ホテル近辺と違い、朝から開いている店も多いし、百貨店も並んでいます。カメラ店街、電気店街なども並んでいて、安売りスーパーも威勢良く客寄せをしていて、かなりにぎやかでした。

ガイドブックに載っている有名なお菓子屋をめぐり、月餅散策をしましたが、コレというものにあわず、パイナップルケーキだけ買って、中正紀念堂に向かうことにしました。総統府という台湾の国会みたいなところを通り、総統府が見える小さな公園で休憩しました。総統府自体は撮影禁止だったので、その公園からちょっと覗いた総統府の頭を撮りました。建物の周りは兵隊さんでいっぱいだったので、ばれたら怒られるんじゃないかとドキドキしました。

中正紀念堂

あまり何も期待も想像もしていなかった観光地です。蒋介石が何とかって歴史もよく知らないし、興味もないし、とりあえず暇だから一つぐらい観光地を見ておこうという気持ちでした。
が、道を歩いていて突然開けた光景に、私はびっくりしました。
で、でかい!

期待してなかったことが幸いし、すごく感動することができました。中国らしい巨大建築を見るのは初めてだったのもあります。広い空間を贅沢に使って、空! 建物! 庭!みたいな光景に圧倒されてしまいました。
しかもこの日は気功の大会か何かがあったらしく、白装束に「太極何とか気功」という文字のついた服を着た人が、何百人といて、それもまた壮観でした。

配置的には、日本のお寺によく似ていて、正門を入ると、両脇にサブの建物(ここでは音楽庁と戯劇院)があり、庭があって中央奥に蒋介石さんの銅像が正門をにらんでいるという形です。

蒋介石像は89歳で亡くなったとかで、階段が89段ある上にででんと鎮座しています。しかも両脇を衛兵(何をしても笑わない、動かない)に守られて。大人げない中国人の観光客が、衛兵さんにちょっかい出したり話しかけたりしていましたが、子供じゃないのでやめましょう。

永康街

それから、今、台北のちょっとしたホットスポットらしい(ガイドブックによる)「永康街」というところに行きました。雑貨屋や、食事どころ、カフェも揃っていて、一日遊べる!という見出しでした。

そこで有名な「牛肉麺」のお店があるので、そこに行こう!と張り切って行ったのですが、これがまたすごく並んでいるのです。1時ぐらいだったのですが、日曜日だったし、やはり混むんですね。日本の行列も並べない、根性のない私たちは(2歳児もいることだし)、別の店に行くことにしました。

で、次の候補は「刀削麺」でした。麺生地の塊を肩にかついで、しゅっしゅっと削っていくやつです。
しかし!、そこも「無休」のはずが閉まっていました。

で、結局「台南清蒸蝦仁肉丸」というお店に行きました。ここはとっても庶民的なお店で、注文書兼勘定書の紙を入り口でもらって、自分が食べたい料理を自分で個数を書き込み、お姉さんに渡すというシステムでした。料理は店の外にも中にも写真が貼ってあるので、食べたいものはイメージできます。ここで、売り(というか店の名前になっている)蝦団子(蝦餃子)と、台南仔牛麺と、四神スープ(たぶん牛の内臓)を頼みました。一品が20〜40元(80〜160円)で、私たちの食事も110元(400円強)でした。
安くておいしく、当然ながら、台湾の方々でいっぱいでした。