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ガウディさんに会いに行く

■ひまわりの種

スペインではひまわりの種を食べる。やっぱり、アンダルシアのあんな広大なひまわり畑があるんやもんなぁ。種も大量に取れるよなぁ。実際、路上に種がいっぱい落ちてるし、ベンチの下に小山になった種のかすを見ると、想像も膨らむ。かりかりと、リスみたいにひまわりの種を食ってるスペイン娘が彼氏を待っているという…。 スーパーにもたくさん売ってて、観光地なら屋台も出ている。ひまわりの種だけ売っているわけじゃなくて、水とか売ってるんやけど、ひまわりの種も欠かさず売っているというのがスペインらしさやと思った。しかもそれが安い。そして大量に入ってる。
スーパーなんかに行くと、果物みたいに粒のサイズで分けられていて、小さい粒のは食べにくいから同じ量だけ入ってても安くて、大粒のは高い。大粒って言ってもひまわりの種やから、たいした大きさではない。種を大きくする改良はされてないやろう。されてたらもっと食べやすくなってるはず。
スペイン人やからなー、そんな甲斐性が・・・。

 

●ついに購入
で、スーパーで買ったのだ。 ビニール袋に4合ぐらい入って200円くらいのやつ。それが一番最小サイズで、粒の一番大きいやつやった。他にも袋のサイズはいろいろあった。多いかなとは思ったけど、こんなに大量にワゴンに積んで売ってるし、あんなにスペイン人がメジャーに食べてるんやから、食べられんもんでもあるまい、と。 ひまわりの種を乾燥させて微妙に塩味が感じられる程度に謎の粉をまぶしてある。それを割って、中の白くて細いピーナッツみたいな部分を食べるんやけど、乾燥させてるからひまわりの種はもともと平べったくなりがちやのに、さらに平べったくなって、非常に割りにくい。私は最大サイズの粒を買ってこれやのに、さらにこのワンサイズ下のと、もうワンサイズ下のがあったけど、スペイン人は手先が器用なのかもしれない。幼い頃からの長年の訓練で、ひまわりの種を割るのがうまくなっていくんやろうか?
実物大でこんなん。
皮をむいたら、中身は半分以下! 食ってるうちに、腹が立ってくる。 スペイン人は気が長い。

●その末路
味の方はと言うと…ピーナッツの方がうまい。他のどのナッツでもひまわりには勝つと思う。
なんでスペイン人のおやつになり得たかと考えると、やっぱりきっと、あの有名なひまわり畑で採れる
種の量も半端じゃなく、捨てるのはひまわりさんに失礼やし、もったいないから食べてしまおうということに
なったんちゃうかな。放っておくとひまわり畑が拡大して、スペイン・アンダルシアがひまわりに乗っ取られる危険性もあるし。
動物栄養学的にはどうなんか、よく知らないけど、とにかくあの種の外側をはずすという行為が面倒くさくなって、3.5合くらい余った種は、私の愛しいハムスターの餌になった。
人間用に塩ついてたから、チビには塩分取りすぎやったかも。

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