志摩スペイン村と淡路夢舞台

奇跡の星の植物園

淡路夢舞台の花のメイン施設はここではないかと思います。長方形が二つクロスした形の建築物全てが温室になっています。

中はテーマごとに階層になっており、一気に最初に3階まで上がって、ゆっくり下りてくるようになっています。

■多肉植物と乾燥地の植物

最初にこういうのが来るとは驚きでした。私は個人的に好きですが、ちょっと荒野のイメージのある植物たちが、ハードボイルドに突っ立っている姿は、普通の人には寂しく感じるかもしれません。

地面にはとげとげしいサボテンたち、上を見上げると、ひょろっと伸びた細い枝の木。
温室の上の青空に、白っぽい緑の葉っぱが映えて、格好良いです。

■熱帯の植物

熱帯、亜熱帯の植物です。最初の乾燥地帯に比べると、ぐんと華やかになります。花も色とりどりで、蝶も舞っています。
中央にバリ風の噴水があって、きれいな音がしています。

天井からバスケットが吊られていて、そこにも植物があり、大きな葉っぱの影で、お昼寝できそうな優雅な雰囲気が漂っていました。

これまた私の好きな、食虫植物のコーナーもこぢんまりありましたが、食べられている虫がいないので、残念でした。

■日本庭園

日本庭園のコーナーでは、淡路瓦を使った展示が展開されていました。
鬼瓦が表情豊かで、意外といろんな庭の風景にマッチしていました。

娘は、はじめて見る「獅子おどし」に見とれて、しばらく動きませんでした。

庭の奥には「水琴窟」もありました。ひしゃくで水を穴に流すと、きれいな音が響いてきます。
娘に水を流させてみましたが、小さな音に耳を澄ますわけもなく、水遊びを楽しんでいるようでした。

■イベントコーナー

ここは、クリスマスには聖歌隊が歌ったり、結婚式も行われたりする、この植物園のシンボルスポットです。両脇にベンチがあって、花に囲まれて休憩することができます。一番花の数も多く、楽しいコーナーでした。

このコーナーの手前には、鏡やライトを使ったトリック的なお庭もあって、そこは子供たちが楽しめそうな感じでした。