のんびり王子の成長記

ダウン症について

 我が家の長男、アキラはダウン症です。

ダウン症は、一つの病気の名前ではなく、ダウン症候群といういろいろな症状の総称です。イギリスのダウン医師が論文発表したことから、この名が付きました。
だいたい1000人に一人の割合と言われています。

症状の原因は、23対あるヒトの染色体のうち、21番目の一番短い染色体が、一本多いことです。つまり、普通は染色体は2本で一対のペアなのですが、何らかの原因で、3本になってしまった状態です。それで、ダウン症候群のことを、21トリソミーとも言います。

21トリソミーの場合は、ほとんどが偶然の産物で、遺伝性はないそうです。

他に、転座型、モザイク型、などの21トリソミーとは違うタイプのダウン症もあります。
転座型は、名の通り、一本多い染色体さんが、他のもう一本にくっついてしまうタイプ。
モザイク型も、名の通り、全部の細胞がトリソミーではなく、一部がトリソミーで、一部は正常細胞というタイプです。
それぞれに特徴はありますが、うちがそのタイプじゃないため、説明は割愛します。

主な症状もさまざま

ダウン症候群の症状として、

  • 内臓疾患(心臓に穴が空いていたり、腸が閉塞してしまっていたり)
  • 発達障害(運動面でも、知能面でも)
  • 老化が早い(昔は成人しないと言われていたそうです)
などがあります。他にも難聴や白内障など、たくさんの先天性疾患があります。

が、これは「症候群」という名の通り、人によって様々で、内臓疾患がまったくなく、発達障害もほとんど見られず、大学進学している人もいれば、重い心臓病で入退院を繰り返す人もいます。

21番目の染色体が、記憶や老化にまつわる情報を司っているため、記憶力が弱く、学習についていけなかったり、老化が早くなったり、という説もあります。

ダウン症の特徴…と言われているもの

 発達はゆっくりですが、歩けなかったり、一生言葉を理解できないということはなく、根気よく続けていれば、できるようになるそうです。 ヒトはずっと何歳になっても成長できる、という証明みたいなもんです。

ダウン症の赤ちゃんの平均的な発達は、 4-5ヶ月で首座り、7-8ヶ月で寝返り、10ヶ月頃お座り、18ヶ月頃につかまり立ち、24ヶ月で歩き、3歳ごろ発話、らしいですが、これも普通の子供と同じく、その子によってまちまちです。

性格も「穏和で人なつこい」と言われますが、これも十把一絡げに見られてもなぁ…というのが私の気持ちです。 芸術・音楽が得意…というのも、赤ん坊のときから決めつけて見るよりは、成長の過程で発見する方がうれしいんですけど。まぁ、親ばかなんで、夢は大きくふくらみますけどね。