麻呂のトラブル講座
HOMEトラブル講座トップトラブル:偽警察官
麻呂のトラブル講座

■トラブル実例集■ ●スペインの偽警官

スペインには、警官がうようよいる、とよくガイドブックに書いてあります。だから反対に安心、とかも。
でも、偽警官もいるんです。気をつけましょう。

麻呂は実際、遭遇しました。最初は警官らしき服を着たでっかいお兄さんが一人でやってきて、「ポリース、ポリース」と言いながら、荷物や財布をチェックするから見せろ、とか言うのです。麻呂はまだ疑いを知らない素直な旅行者だったので、素直に出しました。が、財布には小銭しか入ってない。偽ポリースは、眉間にしわを寄せ、仕方のない日本人だな、とポケットから一万円札(本物)を出して、
「こういうのを持ってないのか」
と聞くのです。麻呂は貧乏なのでそんなもの持ち歩きません。
偽ポリースは「しょうがないなぁ」と思ったらしく、シッシッと手を振って、
麻呂を追い払ったのです。それが偽警官だと知ったのは、その後でした。

その夕方、またしても偽警官に遭遇しました。
今度は麻呂にもわかりました。だって、二人の偽警官は、「ポリース」と口で言っているだけで、ラフなシャツにジーンズの地元の若者っぽかったからです。麻呂は無視して立ち去りましたが、偽ポリース二人組は追っかけてきませんでした。
ちょっと安心。

ですから、偽警官にはくれぐれも注意しましょう。

見分け方:
おかしいな、と思ったら「ポリスステーションに行こう!」と提案してみましょう、
とガイドブックには書いています。そんなこと、普通は怖くてできません。
だから、 財布に高額のお札、少なくとも両替しやすい一万円札は入れないことです。
額面が少ないと両替しにくいので、彼らも面倒なのです。
また、よくある、罰金で「○万円」とかも、その場で支払いを求められます。
が、ないものは払えません。偽警官ならシッシッです。
本物なら出頭するべき警察署を教えてくれるでしょう。
トラブル講座のトップにもどる